「発話障害の評価と訓練」を読んだ

今回の文献

熊倉勇美: 発話障害の評価と訓練 ー言語聴覚士に何ができるか,何をすべきかー. Japanese Journal of Speech, Language, and Hearing Research Vol.15 No.1 pp3~10. 2018

パパはこう思う

「発話障害」という用語について

発話障害という概念は、障害福祉という観点からは、広い方が良いと思う。

限定的な領域のみを取り扱う場合は、それ相応の用語を定義した方が、混乱が少ないと思う。 ただ、発話障害という「後遺症」と言った場合、先天性の問題は「後遺症」とは言えないので、表現に気をつけなければならない。

評価と訓練について

Dysarthriaの検査法のコンセプトが、

  1. 構造を見る視点
  2. 機能を見る視点

に分けられていて、「負荷をかけるとどうなのか」という視点を加えることに納得した。

「速く話すこと」と「ゆっくり話すこと」

また、評価と訓練の領域を本人の発話機能や本人そのものだけに向けるのではなく、聞き手にも向けることの重要性も分かった。

今日のまとめ

一般的にはゆっくり話すことは、発話障害の負荷を軽減すると言われているけど、そうなるとは限らない。

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